みなさん、こんにちは。
株式会社パレットリンク　キャリアコンサルタントの澤田　有賀里です。
今回のテーマは、「キャリアコンサルティング技能士とは」です。

厚生労働省のホームページによると「キャリアコンサルティング技能士とは、キャリアコンサルティング技能検定（国家検定）に合格した方をいいます。
キャリアコンサルティング技能検定では実務経験年数が受検要件として設定されており、キャリアコンサルティング技能検定が求める能力水準は、キャリアコンサルタント試験が求める能力水準の上位に位置づけられます。」

出典：厚生労働省ホームページ

キャリアコンサルタントとの違い①

二つ資格には大きな違いが二つありますので、簡単に説明したいと思います。
一つは、資格が証明する方向性が異なります。
キャリアコンサルタントは、一定のキャリアコンサルティングの技能を有し、法律に則って守秘義務を守り、継続的に技能・知識を学習そして研鑽している専門家であることを証明する資格です。
一方、キャリアコンサルティング技能士は、実務経験を有している人の技能レベルを問うことから、実務経験を持つ人だけが受験できる試験になっています。
そして試験に合格することでキャリアコンサルティングの技能・知識が優れたレベルに到達していることを証明する資格です。

キャリアコンサルタントとの違い②

もう１つの違いは、保持している技能・知識レベルです。
キャリアコンサルティング技能士になるための技能検定は、技能と知識の到達度により1級と2級にレベル分けされています。
1級はキャリアコンサルタントを指導できる「指導者レベル」、2級はキャリアカウンセリングを安定的に実践できる「熟練レベル」という位置づけです。
国家資格キャリアコンサルタントは、キャリアコンサルティングを実践する必要な知識・スキルがあるという「標準レベル」にあたります。

キャリアコンサルタントの中には、自身のキャリアコンサルティングスキルのステップアップを図るためにキャリアコンサルティング技能士を受験し、両方の資格を有している人も多くいます。

キャリアコンサルティング技能士に求められるスキルレベル

2級キャリアコンサルティング技能士検定では、1対1の相談支援が的確にできるレベルが求められます。
1級キャリアコンサルティング技能士検定では、2級よりも高い水準で相談支援の能力を有し、組織への働きかけや関係者との連携などのコーディネート能力、キャリアコンサルタントからの相談に対して不安の解消、気づき・成長を促すような指導・アドバイスができる能力が求められています。

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