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2023.03.29 インタビュー

更新:

キャリコンインタビュー 福岡 宏一さん

澤田

今回は、セブンカラーズキャリア 代表の福岡宏一さんのインタビューをお届けいたします。
ご自身の経験をもとにミドルからシニア層のキャリア支援を目指されるきっかけや、現在の活動内容や活動への思いをお話頂きました。キャリコンとして苦労したこと、今後支援していきたい領域についてのお話など、経験をどの様にキャリコンとしての仕事に繋げていくのかなど、とても参考になるお話ばかりです。

お話を伺う中で、更に詳しく質問をさせて頂き、下記記事に掲載しきれない福岡さんの熱い思いをお話頂きました。それらを含めたインタビューの全貌をきゃりぽ公式Youtubeチャンネルにて公開しておりますので、是非ご覧ください!

これまでのキャリアとキャリコンになったきっかけを教えてください。

大学卒業後は、宝飾品専門商社に入社し、2年目から百貨店に出向して販売、外商と共に販売員の方のマネジメントを経験しました。

お客様とのコミュニケーションやマネジメントにやりがいは感じていましたが、この業界で働き続けることと職種への自分の適性に疑問を持ち、全く別業界であるIT企業に32歳の時に転職しました。

転職後は、製品サイクルや技術の変化の速さや業界特有の専門用語など、それまでの経験とは大きく異なる環境に戸惑いながらも、21年間の在職中、営業、購買、保守サポート・サービス企画、携帯アクセサリーの商品企画等、コンシューマビジネス、法人ビジネス分野において、IT業界の川上から川下まで多くの部署を経験しました。

そして50歳を過ぎた時に役職定年となり、この経験からシニア層の立場や役割変更に伴うモチベーション低下への支援が必要ではないかと考えました。
この課題に専門性を持って支援を行うことが出来る資格があることを知り、会社を退職後キャリアコンサルタント資格を取得し現在はキャリアコンサルタントとして在職者と求職者のキャリア支援及び研修修師として活動しています。

キャリコンとしての活動領域について教えてください。またどのような思いをもってお仕事をしておられますか?

現在は、企業領域と就職支援領域で活動を行っています。
もともとキャリコンになったきっかけが役職定年であったことから、自分と同じような経験をするであろうシニア層に加え、そのような経験をする前に少しでも早くから会社、組織、上司の都合ではなく、自分自身で今後のキャリアを考えてもらうような支援を目指していました。

その後、実際キャリコンとして活動を始める時に、幸いにもある企業の社外キャリアコンサルタントとして契約をしていただきました。

社外コンサルタントとしての取り組みは、従業員の自律を目的とした「自己理解」「マネジメント」「コミュニケーション」などの研修と個人面談と経営層への報告と人材育成プランの検討と実施です。
もともとキャリコンは個人へのアプローチが多くを占めていると考えていましたが、企業側である経営者や管理職などへの働きかけが企業領域では重要であることに気づきました。

今は、「企業」「従業員」双方が良い方向に進むにはどうすれば良いのかという、バランス感覚が重要だと考えています。

また就職支援領域では、企業領域とは異なり個人へのアプローチが中心となりますので、何を求めているのか求職者自身できちんと把握してもらうためにキャリアコンサルティングに加え、資料を使ったプレゼン形式も取り入れ自己理解・仕事理解を促進することを意識しています。

自分自身を客観的に見ることの重要性と共に就職活動で必要なテクニカルなスキルをきちんと伝え、理解してもらうことも意識しています。

キャリコンとしてのお仕事の獲得方法を教えてください。

たくさんの情報を入手するために、多くの人と出会う機会を積極的に作り、その出会いを大切にすることです。

出会う機会はキャリコンを対象としたセミナーやFacebookグループへの参加など、オンライン化が進む中で以前より多くのチャンスがあると思います。
そして実際にキャリコンとして営業アプローチするときは相手が課題として考えていること、必要なことは何かを理解することです。

キャリコンとして苦労したこと、大変だったことをお聞かせください。

企業在職中はマネジメントの経験はありましたが、人材育成といってもOJTしか行ってこなかったことから組織全体を見据えたキャリア支援をするには、何をすれば良いのかまったく理解していませんでした。

企業領域で活動するために自分ができることは何か、その何かをできるようにするために何に取り組めば良いのかを、一から考えなくてはならなかったことです。

また就職支援領域では、在職者は別にしても、これまでほとんど接することがなかった求職者・学生・ひとり親・障がい者など様々な方の支援をすることとなり、それぞれの環境や特性を理解しニーズに合ったアドバイスやリファー先などの知識が必要でした。

このような苦労は多くありましたが、結局自分自身で多くの経験を積むことが大事になってくると思います。
キャリコンとして様々な経験をすることも重要ですし、会社員時代に見つけた知識や強みでもキャリコンとして活かせるものはたくさんありました。

これまでの経験を更に活かすためにも、様々なキャリコンとしての仕事にチャレンジしていくことが必要だと思います。

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今後の目標を教えてください。

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