今回は、キャリアコンサルタント資格取得を目指されている(2020年11月26日現在)河本仁美さんのインタビューを掲載いたします。
コロナ禍での資格勉強方法、キャリコンを目指す理由と今後のキャリアプランなどについてお話を伺いました。
これまでのご経歴を教えてください。
新卒で大手アパレル販売会社に営業職として入社しました。
社内で初めて採用された女性の営業でしたので、女性営業職の構築にも携わりました。
その後人材会社に転職し、社員採用、教育・研修、そして人材派遣のコーディネーターとして派遣社員の管理に従事しました。
家庭の事情により静岡に拠点を移し、私立高校での講師の経験を経て、メディア広告会社へ転職しました。
ここでは編集長と支局長を10年以上勤め、人材事業に異動しました。
人材事業では、統括拠点長としてメンバーの育成やマネジメント、エージェント及びコーディネーターを兼務してきました。
現在は、フリーランスのキャリアコンサルタント(以下、キャリコン)を目指しています。
キャリアコンサルタント資格取得を目指されることになったきっかけを教えてください。
20代で経験した人材会社での仕事はとても面白く、“自分の天職”だと思っていました。
広告業界でも第一線で働いてきましたが定年前に今後のキャリアについて考えた時、人材に携わる仕事なら長く勤められるだろうと考え、自ら希望して人材事業へ異動しました。
人材事業ではキャリコンが必要になるだろうと思いましたし、定年後にも活用できると考え、資格を取得しようと思いました。
取得に向けて勉強してみていかがでしたか。
周りにキャリコンとして独り立ちしている方がいたこともあり、そういう方々の活躍を見ていて、私も何かできるのではないかと感じました。
しかし、キャリコンの知名度は高くても認知度が低いことにとてもショックを受けました。
キャリコンという名前は知っていても、何をするのか、してくれるのかを知らない人が多く、会社に属しながらキャリコンとして働くというよりは、様々な会社に出向いて「キャリコンを知ってもらう」ということをしたいと考えました。
キャリコンのどんなところを知ってもらいたいとお考えですか?
社員の方が困っている時に、「何に困っているのかを拾い上げ、評価に関わらない立場の人間として一緒に道を切り開いていくことができる存在だということ」「社員の方の満足度、心身の健康を維持、向上が、企業の生産性向上に早道」だという事を知ってもらいたいですね。
キャリコンとしてどのような仕事/活動をしたいとお考えですか?
企業でのキャリア支援、またキャリア支援講師としての活動を考えています。
まだ漠然としていますが、これまでの私の経験が活かせるとしたら、中間管理職が抱える悩みを解消するお手伝いだと思います。
会社がきちんと中間管理職を育てることで、中間管理職は部下を育てることができるようになるはずです。
企業での中間管理職を育てる環境づくりのサポートとして、研修やコンサルティングができたらと考えています。
その他にキャリコンとしてサポートしたい方々はいらっしゃいますか?
特に30歳を過ぎ独身で活躍している、または活躍したいと思っている女性です。
地位も名誉も手にしたが、泣き言を言えない独身女性の支援をしていきたいと思っています。
ロールモデルがいない中で、自分がやってきたやり方しか分からず壁にぶち当たってしまうこともあるはずです。
そういった方たちに寄り添い、一緒に考えていく存在になりたいです。
また自分のキャリアについて考えるきっかけづくりもしたいです。
“自分らしく働くには”どうしたらいいのかを考え、そこに近づくための方法を見つけるお手伝いができたらと思っています。