みなさん、こんにちは。
株式会社パレットリンク キャリアコンサルタントの澤田です。
毎年10月10日は、「世界メンタルヘルスデー」でしたので、今回は、メンタルヘルスについてお伝えしたいと思います。
メンタルヘルスとは?
メンタルヘルスとは、こころの健康状態を意味します。
体が健康であれば体が軽いとか、力が沸いてくるといった感覚と同じように、心が軽い、穏やかな気持ち、やる気が沸いてくるような気持ちの時は、こころが健康と言えます。
しかし、気持ちが落ち込んだり、不安を感じたり、ストレスを感じることもあります。
それらは自然なことですが、そういった気持ちやストレスが続くと、こころの不調につながります。
特にこころの不調は体の不調とは異なり、周りの人たちは気づきにくく、自分からも言いづらい傾向にあるので、回復に時間を要することもあります。
メンタルヘルス不調とは?
「精神および行動の障害に分類される精神障害や自殺のみならず、ストレスや強い悩み、不安など、労働者の心身の健康、社会生活及び生活の質に影響を与える可能性のある精神的及び行動上の問題を幅広く含むものをいう」と定義されています。(厚生労働省「労働者の心の健康の保持増進のための指針」2006年)
こころの病気は誰でもかかりうる病気で、生涯を通じて5人に1人がかかるとも言われています。
決して特別な人がかかる病気ではなく、誰でもかかる可能性がある病気であると考え理解を深めることで、安心して働き、暮らせる社会にすることができると思います。
メンタルヘルス不調のサイン
誰にでも起こり得るこころの病気ですが、以下のような症状が長く続くようであれば、専門機関に相談しましょう。
初期症状に気づき、早く対処することが重要です。
・気分が沈む、憂うつ
・何をするにも元気が出ない
・イライラする、怒りっぽい
・理由もないのに、不安な気持ちになる
・気持ちが落ち着かない
・動悸、息苦しい
・何度も確かめないと気がすまない
・周りに誰もいないのに、人の声が聞こえてくる
・誰かが自分の悪口を言っている
・食欲がない、食事がおいしくない
・寝つきが悪い、熟睡できない
・夜中に何度も目が覚める
また以下のような周りの人が気づきやすいサインもあります。
自分ではこころの不調だとは気づいていない場合もありますので、その人らしくない行動が見られたら、早めに専門機関に相談するように勧めましょう。
・服装が乱れてきた
・急にやせた、太った
・感情の変化が激しくなった
・表情が暗くなった
・一人になりたがる
・不満・トラブルが増えた
・独り言が増えた
・他人の視線を気にするようになった
・遅刻や欠勤が増えた
・ぼんやりしていることが多い
・ミスや物忘れが多い
・体に不自然な傷がある