今回は、「中高年の経験・知見」と「中小企業の経営課題」をマッチングさせる、「顧問百科」を運営されている今住 誉文さんよりコラムをご寄稿頂きましたので、掲載いたします。
はじめまして、今住誉文と申します。
「中高年の経験・知見」と「中小企業の経営課題」をマッチングさせる事業(顧問百科)を立ち上げ、現在9期目になります。
その他の活動としては、公共職業安定所(奈良県内のハローワーク)において、Jobカードの作成支援や、資格取得・職業訓練教育を希望される方の訓練対応キャリアコンサルティングを行っています。
今後はセミナー講師としての登壇・各種研修などにも積極的に取り組んでいきたいと考えています。
人生に定年はなし! これから先は長い!
この9年間、「辞めるも地獄、続けるも地獄・・・」と言われる定年退職などのキャリア人生の転機に直面した方を数多く見てきました。
遅かれ早かれ誰もが直面するこの時期を上手に迎え第2のキャリア人生をワクワクドキドキさせたいものですね。
今回は、お付き合いのあるシニア(顧問)から学んだ「定年後のキャリアについて」少しご紹介させて頂きます。
定年後もバリバリワクワク働き続ける「生涯現役のプレーヤー」の共通点は人脈が豊富なことだと思います。
実は、定年後半年もすればこれまでの人との繋がりが薄れ、その想定外のスピードに唖然とするようです。
その後の人脈構築にも影響を与えかねません。
若いころの人脈は多少連絡しなくてもそれほど関係が薄れることはないと思いますが、現役を離れるとそうではないようですので、退職する前から人脈の棚卸し(ブラッシュアップ)をしておく必要がありそうです。
ここで記憶に残っているシニア(顧問)のことばをご紹介します。
『一言で人脈と言うけど自分が相手を一方的に知っているのではなく(自分→相手)、
矢印がこっちを向いている相手(自分←相手)が何人いるかが重要なんですよ』
と、、、
確かにそうですね、自分から連絡できる相手を人脈と思いがちですが、相手から自分に連絡をしてくれる人がどのくらいいるか?
これが価値ある人脈なのだと思います。
現役で仕事と繋がり続けるということ
キャリア人生の第2ステージは、自分がやってみたいことを、損得の為に誤魔化したりせず常に正しいやり方で、誰と競争することもなく、自分のリズムでやれることが優先されるべきだと思います。
趣味やボランティアには無い緊張感と責任感が若さと心身ともに健康である状態を保ち続けます。
しかし、その為には過去を振り返る仕事の棚卸しや人脈整理など、次のステージにシフトする為のそれなりの準備が必要です。
冒頭に書いた「辞めるも地獄、続けるも地獄・・・」という状態にある方でも大丈夫です。中高年の活躍できるステージは年々広がっています。
シニアが「生涯現役のプレーヤー」でイキイキ健康で働く「元気な高齢化社会」の実現に期待しています。
コラム著者
今住 誉文
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