今回は、『キャリアコンサルタントの歩み方5』の著者であり、大学生支援の現場経験から感じた「幼少期から大事にしたい事」を小中高生の保護者に届けたいという思いを持って活動されている、花さく共育の塚本 智美(つかもと ともみ)さんにコラムをご寄稿頂きましたので、掲載いたします。
みなさん、こんにちは。
キャリアコンサルタントの塚本智美と申します。
たまひよ世代(※1)に向けてのメッセージをインタビュー記事にしてもらいました。
※1 妊娠・出産・育児・生活の領域をトータル支援するブランド「たまひよ」を活用する世代
(運営:株式会社ベネッセコーポレーション https://st.benesse.ne.jp/introduction/)
大学生支援をしている現場から感じることを幼少期の子どもを育てる保護者の方に伝えたくてブログ、PTA講演会など個人で活動をして参りました。
このたびこのような機会をいただき感謝しております。
保護者としては、社会人として世の中に送り出すことが「子育ての最終段階」であると仮定するなら、その時期の学生(子どもたち)にこれまで接してきました。
最終段階の子どもたちを見ていると、将来に夢や希望を持てる学生が本当に少ないことに課題を感じていました。
学生向けは既に支援しているけれども、これは一人の親としても、キャリアコンサルタントとしても、保護者向けにも、何か出来ることがあるのではないかと考え始めたのがキッカケです。
20歳近い彼らは、すでに周りの環境や大人たちから、良くも悪くも多くの影響を受けています。
そうであるならば、小さい時から親子共に意識を変えていけば、双方の未来が変わるのではないかと気づきました。
ここでいうキャリアとは「仕事を含めた人生そのもの」です。
大人は、自身の働くことや家庭や地域での役割の意義を見つめ直すことで、
”自分のキャリアを主体的に築いているか”、
”どんな風に企業や社会の一員として貢献出来ているのか”、
”今後は、どんなキャリアを描いていきたいのか”、等を常に問い続けて欲しいです。
身近な大人が ”自らの手で人生を切り開く姿” を見て育った子ども達は、
「働くって、怖いことや苦しいことではなくて、誰かの役に立ちながら、自分も成長できること。
思ったよりも人生って楽しいし、捨てたものじゃないのかもしれない」
と大人になることや社会に出ることを前向きにとらえることが出来るのではないでしょうか。
ひいては、そのことが企業だけでなく社会の発展に繋がることが私の願いです。
そのためには「小さい子どもを育てている方に伝えること」に、より意味があると感じています。
しかし、未就学児や小学生の保護者の方には「就職活動」と言っても、なかなか伝わらないと悩んでいたところ、今回たまひよオンラインのインタビューのお陰でより多くの方に届けることが出来て、光栄に感じています。
たまひよインタビュー 前編
https://st.benesse.ne.jp/ikuji/content/?id=177950
たまひよインタビュー 後編
https://st.benesse.ne.jp/ikuji/content/?id=181508
コラム著者
塚本 智美
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